『アタシノアカシ』上演報告 2025.2.6

2025年2月6日、神戸学院大学有瀬キャンパス「マナビーホール」で、中山ゼミ3回生による「アタシノアカシ」公演が行われました。

出演者集合写真(中山ゼミ3回生)

「明石」をテーマにした学生のオリジナル脚本を上演する中山ゼミ「アタシノアカシ」シリーズ公演は、今年で8年目です。中山ゼミでは3回生全員が台本を書き、それをプロの劇作家の指導をうけて修正します。学生による読み合わせののち投票で選ばれた3本の脚本が、「アタシノアカシ」公演で上演されます。今年度は複数の脚本を書き上げた学生たちもいて、熾烈な競争になったようです。

投票を勝ち抜き上演されたのは、弾き語りの青年と少女の出会いから意外な結末を迎える『プロローグ』、海辺で過ごす友人同士のやりとりから平凡な日常の幸せを思い出させてくれるような『Johnny on the spot』、朝霧の喫茶店を舞台にした、しんみりさせられるがコミカルな味わいもある『甘い記憶』の3作品です。上演前には学生2名による漫才も披露され、会場の笑いを誘っていました。

上演前の漫才
プロローグ
Johnny on the spot
甘い記憶

本公演は前期に実施された『ロミオとジュリエット』リーディング公演とは趣が異なり、脚本・音楽・演出等々、様々な面で学生たちの個性や若々しいセンスが遺憾なく発揮されている点がとくに印象的でした。

上演後は総合演出を担当した学生と、3作の作者であり演出を担当した学生の4名による、アフタートークが実施されました。脚本で表現しようとしたテーマや演出上の工夫などについて解説が行われ、会場からの質問にはユーモアを交えながら堂々と回答していました。

アフタートーク

公演には、中山教授が本学で学生による演劇企画を開始した当初からご支援をいただいている桂迎教授(浙江大学)も駆けつけてくださり、舞台や学生たちの取り組みにコメントをいただきました。

浙江大学・桂迎教授(前列右)

会場は用意された座席がほぼ満席となり、50名を超えるというこれまでの公演で最大の動員数になりました。前期・後期の公演を成功させた経験は、学生たちのこれからの活躍に繋がることでしょう。

劇作家小原先生
上演後あいさつ・中山教授

(報告:白方佳果)

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