本学は、西兵庫信用金庫、たつの市観光協会、しそう森林王国観光協会と連携した地域活性化プロジェクトである「神戸学院大学 × 西兵庫信用金庫 地域活性化プロジェクト」に取り組んでおり、人文学部3年次の専攻演習Ⅰ矢嶋ゼミは、経済学部関谷ゼミ、栄養学部伊藤ゼミとともに本プロジェクトに参画しています。
2026年度の矢嶋ゼミでは、瀬戸内海国立公園に属する新舞子浜海水浴場や日本遺産にも登録されている港町室津が位置する、たつの市御津町の観光の魅力の発信に取り組んでおり、8月30日から9月1日にかけて、矢嶋ゼミに所属する3年次生17名が、たつの市御津町内に位置する店舗や旅館、営農団体、漁協、寺院、神社、資料館、図書館の責任者や広報担当者に対して、聞き取り調査を行いました。
聞き取り内容は、おもに店舗・事業所等の歴史や業務内容、国立公園指定や日本遺産登録の影響、たつの市御津町の今後についての思いで、17人の学生が5班に分かれ、学生自らが事前に電話でアポを取った調査先に赴きました。30日に訪れた室津では、瀬戸内の伝統を伝える八朔のひな祭りが催されており、お雛さんを飾っている民家に飛び込みで聞き取り調査を行った班もありました。31日と1日は、たつの市御津町の主に中部・東部エリアで聞き取り調査や名所旧跡の撮影を行いました。3日間で行った聞き取り調査や名所旧跡の撮影は60ヶ所以上にのぼりました。調査はたつの市観光振興課職員2名のバックアップを受けておこなわれました。日程中には、宿泊施設に駆けつけた西兵庫信用金庫職員から激励を受けました。







終了後に学生が提出したレポートには、「風景や歴史、食などの観光資源だけでなく、地域の人の交流も地域資源になり、その地域の魅力になることを学んだ」「御津町で事業を行っている方々が、御津町の魅力を感じていなかったり、今後のたつの市や御津町に期待していないようだ」といった感想や、「御津町には自然・食・歴史という十分な魅力がすでに存在しており、地域の人々や資源を地区の壁を越えてつなぎ、「御津町全体」を楽しんでもらえる仕組みをつくることが重要」「御津町の若い世代が地域の外から関わるところから始め、少しずつ地域とのつながりを深めていくことが、担い手不足を解決する一つの方法になるのではないか」「現在行われているイベント情報の整理と、歴史・文化・食などを組み合わせた新しい複合型のイベントを企画することが必要」といった意見がありました。矢嶋教授は、「学生一人一人にとって、さまざまな意味で有意義な研究調査となった」と述べました。

後期ゼミでは、11月に予定されているたつの市役所と西兵庫信用金庫の関係者に向けた研究報告会で、聞き取り対象者から寄せられたたつの市や御津町への思いや要望を報告するための準備作業に取り組みます。また、たつの市御津町の魅力をインターネットで発信することを目標とし、そのための準備作業も行う予定です。
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