神戸市で日本語を学ぶ留学生との交流会を実施しました

6月11日、人文学部鈴木遥講師のゼミ2年生(実践演習I)が、神戸市で日本語を学ぶ留学生との交流会を行いました。

交流会は、神戸新長田日本語学院で行いました。神戸新長田日本語学院では、現在、120名を超える留学生が日本語を学んでいます。鈴木ゼミでは、神戸の多文化について理解することを目的とし、昨年度からこの学校との交流活動を始めました。本年度前期は、ゼミ生全員で交流会の企画内容を議論し、準備を進めてきました。具体的には、茶道文化の紹介とトランプ遊びを行うことに決め、手順や説明方法など練習を重ねてきました。

神戸新長田日本語学院に着くと、留学生のみなさんがネパールのお茶とお菓子で温かく迎えてくれました。その後、留学生の日本語による司会進行のもと、皆で一緒に歌を歌い、ネパールからの留学生によるダンスが披露されました。かわいらしいダンスに、会場から大きな拍手が送られました。続いて、留学生による母国の文化についてのポスター発表がありました。ゼミ生は皆、発表を真剣に聴き、様々な質問をしました。話が盛り上がり、「時間が足りないよー!」と惜しむ声があちこちからあがりました。

留学生によるダンス
ポスター発表
「時間が足りないよー!」と叫ぶ留学生

次に、いよいよ、ゼミ生による茶道文化の紹介とトランプ遊びを行いました。茶道文化については、茶道経験のあるゼミ生が解説を交えながら留学生の前でお茶を立てました。その間、残りのゼミ生は、会場の外で留学生全員分のお茶を立てました。その後、お茶うけの金平糖とともに、留学生一人一人にお茶を配りました。苦味にびっくりしている人や、金平糖を嬉しそうに食べる人など、皆思い思いに楽しんだようでした。留学生とゼミ生の会話も弾みました。

お抹茶と金平糖を配る

トランプ遊びについては、神経衰弱ゲームをしました。ゼミ生がルール説明をすると留学生のみなさんはすぐに理解し、本格的にゲームが始まりました。同じ数字のカードが出るたびに歓声があがり、失敗すると落胆の声が響きました。みんなで教え合ったり、だましあったりして、大盛り上がりでした。 ゼミ生は、緊張しながらも、準備した成果を十分に発揮することができました。交流会終了後、ゼミ生からは、「みなさん笑顔で接してくれて、緊張が解けてとても充実した時間を過ごすことができた」、「いろいろな国の留学生と交流したことで各国の文化に興味を持つことができた」などの感想が聞かれました。

教えようとする留学生と疑うゼミ生
記念撮影
タイトルとURLをコピーしました