明石市稲爪神社で恒例のフィールドワーク写真展を行っています。

 2021年12月28日から十日戎の2022年1月11日(予定)にかけて地域研究センター・人文学部による恒例の写真展が行われています。展示された写真は、本学の教員・学生がゼミ活動・研究活動の一環として稲爪神社や明石市大蔵地域の行事や風景を撮影したものです。初詣に訪れた地域の方々が、社頭に設置された展示パネルに熱心に見入っていらっしゃいました。

 コロナ禍によって諸行事が変則的なかたちでの実施を余儀なくされている今日、わたしたちの撮影した写真を展示することが、地域の絆を再認識してもらうひとつのきっかけになるかもしれません。学生のみなさんのみずみずしい感性によって撮影された作品は、見る人の心に訴えかける力を持っているはずです。

今回展示されている写真は、主に矢嶋ゼミ、三田ゼミ、福島ゼミなどで撮影されたもので、「地域の状況を調査・記録し、そこから学問的課題を見出していく」という意識に基づいた研究活動の一環です。一枚一枚の写真は学生のみなさんの「研究」成果であり、大蔵地域の「今」を伝える重要な資料でもあります。同時に、写真は撮影する側と撮影される側の信頼関係に基づくものでもあります。地域の方々が取り組んでおられる行事や祭礼に参加し、その様子を撮影するには、まず大学と地域の間に信頼関係が成りたっていなくてはなりません。この写真展は神戸学院の掲げる「地域と繋がる大学」の実践でもあります。

元日の稲爪神社写真展の様子
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