
地域研究センターでは、市民活動団体の皆さんとのコラボも行っています。5/29(水)に大塩邸にて明石市民活動団体である地域子育て見守り・地域の歴史発見隊が主催する勉強会を開催しました。
地域研究センター博士研究員(PD)の吉田佳世です。博士研究員(PD)の研究活動の一環として、昨年度より、明石市民活動団体:地域子育て見守り・地域の歴史発見隊(代表:木下カヨ子さん)主催の勉強会を大塩邸にて開催し、そこで当センターの博士研究員も講演させていただいております。5/29(水)に第5回の勉強会開催されました。この日は、民俗学をご専門とされている明石市文化財審議委員の田下明光先生と吉田佳世が講演しました。嵐のような風が吹き荒れた日でしたが、そんなことはもろともせず、総勢30名の方にご参加いただき、アットホームながらも活発な議論が交わされました。
演目:
① 田下明光先生(明石市文化財審議委員:日本民俗学)
『明石の海の記憶、そして伝承』
② 吉田佳世(神戸学院大学PD:社会人類学)
『伝統的知識の重要性――沖縄のマブイ(霊魂)を事例に』
主催:地域子育て見守り・地域の歴史発見隊
協力:神戸学院大学地域研究センター吉田佳世(PD)

司会は代表の木下カヨ子さんでした。地域子育て見守り・地域の歴史発見隊は女性たちによる地域振興を目指す市民活動団体です。女性の視点を生かした子育てと文化振興の融合を目指した独創的な活動を展開されています。

会場は超満員。総勢30名の皆さんにお集まりいただきました。女性のつながりの強さを実感しました。

講演者の田下明光先生です。明石に伝わる伝承を「海」そして「鉄」をキーワードに、再提示していただきました。おもしろい!次の講演者である私にも「海」から「沖縄」へうまくバトンタッチしていただきました(撮影者のため写真はありません)。

最後は、明石市歌を歌いました。いわゆる普通の女性たちが、これまで難しいと思われていた学問的な話題について、気軽に語り合える場所をうまく実現させている会です。ご興味のある方はぜひご参加ください。
文責 吉田佳世