2022年7月より、明石ハウスにて、稲爪神社の終戦から間もない頃の秋の大祭を撮った写真、36枚を展示しています。
「昭和20年と21年は、祭は、やらんかった」と、当時を記憶する方からお聞きしました。展示している写真の多くは、昭和22年(1947年)のものと考えられます。
第二次世界大戦が終わり、新たな生活をはじめた人たちの、生き生きとした姿が、そこにはうつりこんでいます。多くの人が和装であるなか、ワンピースを着た女性もいます。神興行列には、古式ゆかしい服装の人もいれば、国民服を着た人、スーツ姿の人もいます。丸坊主やおかっぱ頭の子どもたちの笑顔が明るいです。行列には馬や牛も参加しています。明石の目抜き通りには、「復興」を掲げた看板も見られます。
これらの写真は、当時をめぐる、様々な記憶を呼び起こすことでしょう。また、既に亡くなったご家族の姿もうつっているかもしれません。
ぜひ写真展をご覧になり、みなさん一人一人の物語を聞かせていただきたいと思います。
場所:明石ハウス 明石市大蔵八幡町5-23 (八幡神社斜め向かい。大塩邸)
開館日時:毎週火曜と金曜。午前9時~午後4時。
電話番号(上記開館時間のみ通じます):078-995-5414
メールアドレス:akashi-h@human.kobegakuin.ac.jp