2016年度第2回大蔵谷ヒューマンサイエンスカフェを開催しました。7/28

 今回は学生による研究発表という、はじめての試みでした。
 講演者の谷口恵太君は、明石、大蔵海岸の風景の変遷について、文献調査と聞き取り調査を精力的に行ってきました。

 万葉の時代から和歌に詠われた明石浦。時代が変遷し、海岸浸食が進んでいく江戸時代から昭和。そして大規模な埋め立てに至る前の戦前・戦後。そこに生きた人々の生き生きとした体験を交えつつ、明石の海岸風景に映し出された人々の生活史と心的意味の変遷を明らかにしようとしています。

 今回の発表は卒業研究の中間報告という位置づけで、地域の人に話を聞いていただき、意見やコメントをいただくことを目的としていました。当日は、大学関係者を除くと20名の参加者があり、大蔵海岸に想い出を持つ人たちの貴重な意見をいただきました。ありがとうございました。
                            (文責 三田牧)

タイトルとURLをコピーしました