2017年度第3回大蔵谷ヒューマンサイエンスカフェを開催しました。11/1

 2017年11月1日(水)の18時から、第3回大蔵谷ヒューマンサイエンスカフェを開催しました。12名の参加者がありました。今回は、「グローバル・ヒストリーで読み解く世界史」というテーマで、本学人文学部准教授の北村厚が話をしました。

 まず現在の日本の歴史教育が大きく変化しているという話をしました。2020年度以降の学習指導要領では、高校の地理歴史科に「歴史総合」という新しい科目が加わることになっており、それは日本史と世界史を総合させたものになるということでした。そのキーワードの一つが「グローバル化」です。最近の世界史の教科書でもグローバル化を意識した内容が多く盛り込まれています。これは2000年ごろから歴史学会で盛んに提唱されている「グローバル・ヒストリー」という新しい歴史の見方が反映されていると考えられます。そこで、現在の世界史教科書の内容でグローバル・ヒストリーを通史的に描いてみようと考えました。今回はその中から16世紀と19世紀の話をしました。

 16世紀は「大交易時代」の最盛期です。「大交易時代」とは最近の教科書の言い方で、ヨーロッパ中心的な「大航海時代」という時代概念ではなく、すでにアジアの海域が密接に結び合って盛んに交易していた15世紀以降の時代を指します。16世紀にはアジアの海だけでなく、ポルトガルやスペインによって大西洋と太平洋も結びつけられました。それらを結びつけたのが、アメリカや日本で産出される銀のネットワークでした。

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