2018年10月31日(水)の第4回大蔵谷ヒューマンサイエンスカフェでは、哲学カフェを開催しました。参加人数は、地域の方が10名、学生が14名でした。
本学人文学部人文学科卒業生である今野未来さんがファシリテーター(司会者)をつとめました。地域の方々に加えて、人文学科から平光ゼミに所属する学生たちも参加しました。
サブテーブル
ファシリテーター:平光哲朗
話題:「罪悪感」とはなんだろう
それぞれに思うところをみなさん語ってくれました。ある学生から、罪悪感は不要ではないのか、という刺激的な発言がなされ、それを巡って議論が活発に行われました。また、ウェブを見てはじめて参加された地域の方から、動物にも道徳感情と思われるものが観察されるのでは、といった発言があり、ではAIはどうだろうか、など、多彩な議論が引き出されました。
哲学カフェの開始にあたって
哲学カフェ開始にあたって、まず、参加者全員にむけて、今野さんから哲学カフェのルール説明がありました。
1:発言は挙手によること。
2:誰かが話しているときには、別の人がその話をさえぎって
話さないこと。
3:論破を目的とした発言はしないこと。
4:自分の言葉で語ること。著名な思想家や作家等の名前を出 して、自らの発言の権威づけをしないこと。
メインテーブル
ファシリテーター:今野未来
話題:「選ぶ」とはどういうことだろう
はじめは、参加者のみなさんが何をどのように発言したらよいか、迷っている様子でした。しかし一つ二つ意見が出始めると、だんだんと対話が活発になっていきました。
さまざまな意見が出るなかで、地域の方々と学生とのギャップも見られました。しかしこのギャップを、地域の方も学生も、お互いに興味深く感じている様子でした。そして最後まで発言が絶えない、楽しい対話がひろがっていました。
サブテーブル
ファシリテーター:平光哲朗
話題:「罪悪感」とはなんだろう
それぞれに思うところをみなさん語ってくれました。ある学生から、罪悪感は不要ではないのか、という刺激的な発言がなされ、それを巡って議論が活発に行われました。また、ウェブを見てはじめて参加された地域の方から、動物にも道徳感情と思われるものが観察されるのでは、といった発言があり、ではAIはどうだろうか、など、多彩な議論が引き出されました。
哲学カフェ全体について
両テーブルともに、参加者のみなさんはそれぞれのテーマについてじっくりと考えつつ、また、他の参加者の発言に刺激を受けながら、自分の考えを述べていました。そして時に、沈黙の時間も訪れます。その沈黙のあいだ、もう一方のテーブルの議論の声が聞こえてきます。同じ空間のなかで、二つのテーブルが異なる話題を議論したことによって生じたことです。これもまた、なかなかに味わい深いことでした。
(文責 平光哲朗)