7月22日(金)、人文学部中山ゼミ生による「アタシノアカシ」リーディング公演が行われました。このイベントは、明石についての題材を探し、戯曲を書き、プロの劇作家にコメントをいただき、修正校を提出。投票で上演作品3本を選び、読み合わせ、キャスト決定、班別稽古という1年間の学習成果発表会として行われます。学生たちにとっては、コミュニケーション力を高め、発想力や表現力を披露し、達成感を得る機会でもあります。
今年度は中山が3回生ゼミの担当を外れているため、「実践演習Ⅰ」クラスの2回生が前期の成果発表として、オーバルホールでリーディング公演に挑戦しました。また新しい試みとして3、4回生向けの「作品創作」クラスでも同様の授業を行い、2クラス合同発表会が実現しました。
「実践演習Ⅰ」からは『魚の棚のポンコツ弁天様』(作・演出 河村真子)、『ひまわりが見つめる先は』(同 南谷京)、『赤石物語~その後~』(同 久保空輝)が、「作品創作」からは『めぐり逢ひ』(作・演出 長瀬蓮花)、『転換記』(てんかんき)(同 柿田夏希)、『海で洗う』(同 山岡未侑)が上演されました。魚の棚、明石海峡ウォーク、地名の由来、源氏物語、市のパートナーシップ・ファミリーシップ制度導入、神姫バス・山陽電車内での1コマと、多様な明石の魅力が描かれました。
オーバルホールは収容数50席余りの小さな場所ですが、ご父兄などの外部参加者を含めて20数名の観客に来ていただけました。コロナ禍でなかなか大学生活になじめなかった学生たちにとって、「アタシノアカシ」イベントが大学時代の輝かしい思い出の1頁となることを祈っています。
(中山 文)
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