2013年第4回『大蔵谷なう。』を開催しました。7/17(水)

 こんにちは。地域研究センターPDの吉田佳世です。私どもがお借りしております明石市大蔵地区の古民家・地域研究センター明石ハウス(通称:大塩邸)にて第4回『大蔵谷なう。』が開催されました。

今回の話題提供者は神戸学院大学人文学部教授の中山文先生でした。テーマは、「中国のタカラヅカ」との異名を持つ越劇(えつげき)についてでした。その異名の通り、女性の俳優だけで舞台が構成される演劇です。中国でおよそ千年にわたって語り継がれてきた有名な作品である「梁山伯と祝英台(りょうざんぱくとしゅくえいだい)」の映像を見ながら、越劇の美しさ、楽しさを堪能しました。

この日も超満員。45名(講演者含む)の参加者が、中山先生の解説のもと映像を楽しみました。意外だったのが、女性より男性の参加者が多かったということ。タカラヅカにもコアな男性ファンがいると聞いたことがありますが、演劇に性別は関係ないのだなと気が付いた瞬間でした。字幕があるとはいえ、衣装の色とその意味など、先生の解説がなければ気が付かないことも知ることができました。

また、この日は越劇の衣装展示もありました。中山先生の最後の「日本では対中関係の悪化の中、中国に対して否定的な報道が盛んになされている。でも、私は草の根から中国の良さを発信することで両国の相互理解を深めていきたい」という言葉は、参加者の胸を打ちました。

 今後も様々なテーマで勉強会を企画していく予定です。今後もご参加くださいますようよろしくお願い申し上げます。

(文責 吉田佳世)

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